2021年11月の旅さんぽ。
-Kimama ni tabisanpo-

2021年10月31日

秋の風景を探しに信州~東北へ、旅さんぽに出掛けることにした。

さて、先ずは何処に向かおうか。

そうだ、小谷村にある鎌池に行ってみよう。昨年も訪れた鎌池だが、その時は全ての葉が落ちてしまった風景だった。

到着して車から降りて空を見上げると薄曇りの空。駐車場から遊歩道を鎌池に向かって下りていく。
この目的地へ向かって歩いている中、どんな風景に今日は出逢えるのか、色々と想像しながらドキドキする時間はとても楽しい。

鎌池に到着。目の前には錦秋の風景が広がっていた。この日は風もなく、穏やかな水面に色付いた周囲の色彩が映り込んだ風景も美しかった。

遠くの山頂には薄っすらと積雪がみることが出来た。冬季は鎌池に向かう道は冬季閉鎖されてしまうので、今季最後の鎌池の美しい風景に出逢えた事がとても嬉しかった。

写真
撮影地|鎌池
写真
撮影地|鉈池
写真
撮影地|小谷村
2021年11月1日

今日は楽しみにしていた秋田県の人気の撮影地である元滝へ。元滝は春、夏と何度も訪れたことがある撮影地だが秋は今回が初めて。いつかは撮影したいと思っていた秋の風景に出逢えると思うだけでワクワクしてくる。

平日という事もあって元滝は貸切状態で撮影を楽しむことが出来た。苔むした岩と流れ落ちる流線美、色付いた落葉とのコントラストの風景は撮影していて、とても楽しかった。

元滝はちょっと晩秋よりの風景だったが、足元に落ちた葉が色んな風景を魅せてくれたのでとても楽しかった。

写真
撮影地|元 滝
写真
撮影地|にかほ市
2021年11月2日

前日の撮影を終えて、明日に備えて早めに体を休めた。

三日目の目的地である桃洞滝へは駐車場から約四キロを歩かなければ辿り着けない。道中はほぼ平坦な道のりになる。駐車場には他に車は無かった。

撮影機材と軽食、水を詰めたリュックと長靴、熊除けの鈴を二つ鳴らして、午前八時、桃洞滝へ向かって出発。
桃洞滝へ道中にも沢山の風景に出逢えるので、撮影をしながらのんびりと奥へ奥へと歩いていく。この日は天候に恵まれて、撮影日和となった。

午前十時、桃洞滝へ到着。
想像していたよりも落葉が進んでいたがそれでも、初めて目にする秋の桃洞滝に感動をした。食事と休憩も含め、約二時間ほど桃洞滝の撮影を楽しんだ。

写真
撮影地|桃洞滝
写真
撮影地|桃洞横滝
写真
撮影地|桃洞渓谷
写真
撮影地|北秋田市
写真
撮影地|北秋田市
2021年11月3日

四日目の朝は小雨の音で目が覚めた。
前日の予報では明け方まで降る予報だったが午前七時を過ぎても雨は降っていた。
天気予報を見ると止む方向なので、目的地へ向かう事にした。

昨日よりは距離は無いのだが、高低差が激しい道を歩く。昨年の夏に初めて訪れた時、汗だくになって歩いた記憶が蘇える。でもその先にある風景を知ってしまったので、焦らずにゆっくりと進もうと自分に言い聞かせて出発。

ここ立又渓谷には三つの滝がある。一の滝までは、問題ない。ここから二の滝へ向かう高低差の道が厳しい。更に撮影機材を詰め込んだリュックと三脚との合わせた重量は約十キロを超す。朝方まで降っていた雨は止んだが、足元は滑りやすくなっているので、ゆっくりと足を進める。
二の滝へ到着。足元が悪い中、頑張って訪れた私を歓迎してくれているような風景に疲れを忘れて、一気に撮影意欲が沸立つ。とにかく、撮影していて楽しくてしょうがなかった。

写真
撮影地|二の滝(立又渓谷)
写真
撮影地|一の滝(立又渓谷)
写真
撮影地|幸兵衛滝(立又渓谷)
写真
撮影地|立又渓谷
写真
撮影地|北秋田市
写真
撮影地|小岩井農場の一本桜
2021年11月4日

朝起きると足腰が痛い。夜中には足がつって目が覚めた。筋力の衰えを痛感する。

ここで青森県にある奥入瀬渓谷へ向かう予定だったが、二日間の山歩きの疲れと、すでに奥入瀬渓流の秋は終わりという情報もあったので南へ向かう事にした。

今日は体力的には歩くのは無理だと判断。今まで行った事があって比較的、駐車場から近くで撮影出来る場所を回ることにした。
関山大滝は初めて訪れる滝だが、階段を降りて数分で滝壺に出れるのを知っていたので立ち寄ることに。
色付いた木々の森の奥に流れ落ちる関山大滝の風景は、生活圏の近くであるとも思えない程、良かった。

写真
撮影地|関山大滝
写真
撮影地|地蔵沼
写真
撮影地|中台池
写真
撮影地|村上市
写真
撮影地|オニバス池
2021年11月5日

次の日の目的地は天候を見ながら決める事が多いのだが、天気予報がハズレる事も多々ある。今日はまさに天気予報ハズレの日。

明け方になっても一向に雨が止む気配はない。どうしようかと悩む。標高の高い位置に移動して、天候が回復しなかったとしてもここなら撮影出来るであろうと、茶屋池と向かう事に。
茶屋池に到着するもやはり雨は降ったまま。しばらくは車中で待っていたが、諦めて雨対策をして撮影を開始。

雨が水面をたたく風景や雨のお蔭で発生した霧に囲まれた幻想的な茶屋池の風景など雨だから出逢える風景を撮影することができた。お昼頃から雨も上がって薄っすらと青空の下、晩秋の茶屋池の風景を撮影することが出来た。

写真
撮影地|茶屋池
写真
撮影地|大神楽展望台
写真
撮影地|光ヶ原高原
2021年11月6日

雨だったり、曇り空だったりと大変な日もあったが、最終日には綺麗な朝日に出逢う事ができた。東北では晩秋を迎えてたが、戻ってくるとまだまだ秋の風景が待っていてくれた。

今回の旅さんぽでも、沢山の風景に出逢えて至福な時間を過ごす事が出来た。

写真
撮影地|美鈴池

Copyright(C) yasuyukit@jima。All Rights Reserved